今日はインドの会計英語あるあると称し、インドの企業の決算書等を読むときにみんなが気になることをお届けします。
休憩中に、タバコやおせんべいやチャイ片手に読んでください。
インドの会計英語あるある 1- 英字新聞でも、lakh とcroreが出てくる
インドの新聞などを読むとよく目にするかと思うのですが、
インド英語での数字の表記は以下のようになっています。
(この2つ以外は通常の英語表記と基本的に同じである)
1 lakh | 10万 | 100 thousand |
10 lakhs | 100万 | 1 million |
1 crore | 1000万 | 10 million |
10 crores | 1億 | 100 million |
Q1 Financial Results FY19 – Press ReleaseはタタモーターズグループのFY19第一四半期決算のプレスリリースですが、
Revenue (売上)は 67.1 k crとの記載があります。
これは、67100 カロールの意味で、
67100千万(6710億)となります。
インドの会計英語あるある 2- 百万円 の単位のところに、₹in croresが出てくる
Q1 Financial Results FY19 – Standalone & Consolidatedは、
タタモーターズグループのFY19第一四半期決算の財務諸表ですが、
右上の単位のところに、
₹in crores(千万ルピー)
と出てきていますね。
百万(million)に慣れた人にとっては、この
千万の単位
に慣れるまで少し時間がかかりそうです。
インドの会計英語あるある 3- どこも3末決算 year ending March 31
これは英語の問題と少し違うかもしれませんが…
インドでは、会社法で会計・税務のいずれにおいても、
3月31日が決算日
と固定されています(例外規定はあり)。
しかしやはり財務諸表にはきちんと決算日についても、
year ending March 31
などと記載があります。
日本は3末決算の会社が多いので、これは馴染みがありますね。
今日は、インドの会計英語あるあるコバナシをお届けしました。
インドにも、
クイズミリオネア
のインドバージョンがありますが、その番組のタイトルは
कौन बनेगा करोड़पति ? (kaun banega crorepati? 誰が億万長者になるか?)
で、
crorepati (億万長者)
という単語が使われています。
ここでもcroreが出てきましたね!!!
みなさん、crorepatiを目指して、今週もお仕事を頑張りましょう。
本日は以上です。
写真は南インド料理、カイバルの辛口マトンカレー!
企業研修/会計法律翻訳の
さくらランゲージインスティテュート
*エグゼクティブやIRの方に特化したskypeコースも大好評受付中!
代表 上田怜奈
お仕事のご依頼は下記のホームページお問合せからお気軽に。