用事でしばらく欧州にいました。今回のブログはその中でもチューリッヒとルクセンブルクの街並みを写真つきで紹介します。
ブログを読んでくださっている方の中には金融関連の仕事をされている方も多いようなので、Brexitのこともありますし、フランクフルト等と共に今後これらの都市を訪れる方もいらっしゃるのではないでしょうか。なにかしらの参考になれば幸いです。
まずはチューリッヒから。 チューリッヒはスイスの中央部にある、ドイツ語圏の都市です。人口は約39万人と少ないにも関わらず、世界の金融センターの1つです(2017年のグローバル金融センター指数 (GFCI)では第9位にランクイン、欧州ではロンドンに次ぐ第2位)。
こちらの写真は空港からスイス国鉄で12分程度の、中心街、チューリッヒ中央駅すぐで撮りました。空港では英語の表記やインフォメーションがなくびっくりしました…意外と観光客フレンドリーではないのかな、という印象。
お店の人などは英語が話せますが、コミュニティに入っていくためには、ドイツ語を学ぶのは必須…とまでは言えないけど大切なのかな、と感じました。生活の仕方にもよりますが、ビジネスにしても、英語とドイツ語の二か国語ができれば、より深く分かり合える気がします。後程ご紹介するルクセンブルクもそうですが、欧州では英語+一言語あると、コミュニケーションがより進むイメージです。
そういった点もあって、非英語圏の欧州の国を経験した後、ロンドンなど英語圏に移り住んだインターナショナルな日本人の人たちからは、耳にただ入ってくる雑談なども含めてわかるから、(言語的には)ストレスフリー!という言葉などを聞いたりします。
自然は豊かでゆったりとした街並み、夏と言えどドライで清々しく軽井沢を思い出させるような気候で、そういった面では住みやすい印象でした。美術館や劇場など、芸術を楽しむ環境にも恵まれています。
街の中心を流れるリマト川。透き通っていて、なんと美しい!
しかし物価と言うと、東京の1.5倍くらいするように感じるパリよりもさらに高いようで(私の感覚的には東京の2倍くらい)、日本円はどんどん溶けていくような印象でしたが、スイスフランでお給料を貰う人は問題ないでしょう。
ちなみにこちらの世界生計費指数では第5位でした(日本は第35位)。
こちらはスイスの証券取引所。最近では、デジタル資産取引所のローンチなどが話題になりました。
次はルクセンブルク(首都も国名と同じルクセンブルク市)です。
国土全体としてもルクセンブルクは日本の神奈川県くらいの面積で、人口も国全体で48万人と少ないのですが、国際的な金融センターであり、全体で220を超える金融機関を有しているそう(先ほどのGFCIの指数でいうと第14位、欧州ではロンドン、チューリッヒ、フランクフルトに次いで第4位)。
公用語はフランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語。ルクセンブルク語はドイツ語に似ているようです。お店に入ると第一声としてはボンジュール、と声をかけられることが多いです。英語もお店などでは通じる印象。
加えて印象的だったのが、ルクセンブルク固有の銀行であるBCEEなど、お城のような景観の銀行があったことです。欧州ならではと感じました。もちろん、近代的なビルの金融機関も多くあります。
中心街の街並みなどは、パリとそう変わらない印象です。
公園が多く、街の整備がとても、行き届いている印象です。こういったところに非常に気が配れている点では、海外の都市の中でも、日本人にとっては住みやすいのではないでしょうか。
物価でいうとやはり高く、パリよりは若干安いかどうかという感じがしました。
中心街では、フランス料理やギリシャ料理など、各国料理も楽しめます。
エクスパットとして欧州の他の国々から来て住んでいる人も多いので、なおさら国際色豊かな感じはしますね。そういったコミュニティなども多いようです。
現地からは以上です。(笑)
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