先日マクロン大統領の英語の誤訳という記事をアップしたところ、すぐにフランスの友人から連絡が来て、(仕事を頼めなくなるから)フランス政府と何かもめごとを起こさないでくれ~、と言われました。記事の内容を見てもらったら、特に何か発言を揶揄したり批判したりするものではないと、納得してもらえたようです。
そこで、公平を期するため(?)、今日はジャングリッシュ(日本人英語)についてとりあげてみようと思います。
まず初めに、私は、母語が学習言語に影響を与え、それが見える(聞こえる)形で残ることについて、とても美しい現象だと考えています。でも、ビジネスなど国際的なコミュニケーションのために手段として用いるものであるなら、時としてその影響を調整する必要があるかと思っています。目的達成のための配慮です。そういったことを前提としての、今日のお話です。
日本人英語として、面白おかしく取り上げられたり、また日本人の英語を模写する際に特徴となってくるものとしては、まず第一に発音があげられるかと思います。
その中でもとりわけ印象的で、日本人からするとここに気を配りさえすれば、かなりナチュラルな英語に近づく、というのは子音の発音です。
英語は
apple [ˈæpl]
のように、子音で終わる単語がとても多いですが、日本語の単語は基本的に必ず、
CVCV (子音、母音)の形になっています。ローマ字で書くと、ka ki ku ke ko、それから
appuru
です。
動画でも見てみましょう。
Goodo morningu のように、しっかりと単語の最後に母音が聞こえますね。
他にも、LとRの発音の違い等ありますが(これも練習すればできるようになりますが)、とりわけ、心がけ次第で、このブログを見てすぐに変えられることと言えば、この単語の最後の子音(母音をつけない)に気をつけることでしょう。
グッド・モーニングゥ~ではなく、
グッ・モーニン
アップルウ~ ではなく、
ア(エ)ーポー
のイメージでしょうか。
とは言っても、英語を学習し始めたばかりの方におかれましては、あまり気にしすぎずに、失敗を恐れずに発音してみてほしいものでもあります。誰でも最初は初心者ですからね!
(同時に、伝わりさえすれば発音は関係ない、例えば孫正義さんの英語はかなり日本人的な発音ではないか、という方もたまにいらっしゃいますが、彼のスピーチを聞くと、ロジックや構成、使用するフレーズや態度が素晴らしく、何より、何としても彼の話を聞きたいと世界中から人が集まるんですからね!一緒にしちゃいけません笑 私たち一般人は、相手が聞こうという気持ちを削がないように頑張りたいものです。)
そして、恒例のランチの紹介ですが、昨日は天気が良くて外のテラスで食べていたら、鳥にパンを食べられてしまったので、今日はナシです。次回をお楽しみに!
今日は以上です。
さくらランゲージインスティテュート
代表 上田怜奈
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