世間を賑わせているマクロン大統領の誤訳の件ですが、いちフランス語学習者でもある私としては気になって、調べてみました。
ワシントンポストによると、
Yes, the term “délicieuse” can and often does mean “delicious,” and it can carry a sexual connotation. But it can also have a more mundane meaning, especially in this context. It can mean “lovely,” “delightful” or “charming” when used to describe a person. It doesn’t have to connote something physical, although it’s perhaps rare for someone as young as Macron to use the term in its somewhat antiquated sense.
とあってどうやら、
フランス語の発音が似た単語、“délicieuse”から間違えて、英語の“delicious”を使用したようです。“délicieuse”は英語のように「美味しい」という意味もあるが、「素敵な」といったような意味もあるようで…
まあこれって、フランス語の面白いところでもあると思うんですよね。英語と限りなく発音が似ているんだけど、時に意味が違う。
先日は、フランス語の”liquide (現金、英語のように「液体」の意味もあります)”という単語をとりあげました。
普段のマクロン氏のスピーチから伺える真面目で実直な人柄を考えると、トランプ氏の”You’re in such good shape.”
といったような、ダイレクトに相手の状態や体形に言及するような、失言はないのではないかな、と思っていました。
しかし、一国のリーダーともなると、単語を少し間違えただけで、大変です。ただ、パリ協定のときに、Let’s make our planet great again!(トランプ大統領のLet’s make America great again!をもじって)と言ったような、大切なことを自分で英語で、世界に伝えようとする姿勢は失わないでほしいなあ、と勝手に思っている次第です。
私たちも、失敗を恐れず外交の場に出ていく姿勢を持ちたいですね!!
(写真はワシントンポストより)
今日は以上です。
さくらランゲージインスティテュート
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